詳細情報
- ボクらのScala ~ 次世代Java徹底入門
- 発売日: 2010年06月25日
- ソフトバンククリエイティブ
- 浅海 智晴
- Amazon 価格: ¥2940 (税込)



カスタマーレビュー
- 誰のための本?
- 対象読者が不明です。
著者は「2年前の自分に教えてあげたいこと」と記していますが、これは明らかにウソです。
なぜなら、それ以前から有名なオープンソースプロダクトをJavaで開発し、Java専門誌の連載を持つような著者自身がこの本を読んだとすれば「なんと冗長な本だろう」と言う感想を持つことでしょう。
Javaのエキスパートであれば言わずもがなの知識がくどくどと説明されています。「Javaと違うところは云々」と言う書き方をして欲しかった。そして、なぜScalaのデザイナはわざわざ変更したのかという風に突っ込んで欲しかったところです。そこが最も重要な点に思います。
しかし、そうかといってこれが不思議なところなのですが、初心者向けでも全然無いのです。前述に反して著者は「C++やJavaのように」と平気で記していますし、その前提知識を暗黙的に求めている箇所が多々あります。Javaを全く知らない初心者がこの本を片手に勉強しようとしても不可能です。
そして、これが大事な点ですがScalaにおいて最も難しい点の説明は逃げてしまってます。こちらとしてはそこを平易に解説して欲しかったのに。これを避けるために、わざわざ初心者向けであるかのようなタイトルをつけたのではないかと邪推せざるを得ません。
結局のところ、流行にのって有名な著者をかついで一儲けしようかという出版社側の思惑が見えるような気がします。