詳細情報
- ボクラノキセキ 2 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
- 発売日: 2010年01月25日
- 一迅社
- 久米田 夏緒
- Amazon 価格: ¥580 (税込)



カスタマーレビュー
- 主人公の倫理感が興味深い設定
- ジャケ買いして以来、ずっと雑誌まで買うようになってしまったくらい好き。「前世の記憶を持った異世界からの転生モノ」というジャンルになるだろう。異世界で王女べロニカだった皆見という高校生の男の子が主人公。男から女という風に性別を変えて転生するのも設定的には珍しい。しかし、もっともめずらしいのは、主人公である皆見が、「過去の自分」よりも「現在の自分」を倫理の基準に置いており、なるべく過去を現代に影響を与えないように努力するという部分が、秀逸。この系統の代表例では日渡早紀さんの『ぼくの地球を守って』が最大の傑作になると思うのだが、この例を見れば、転生モノが「異世界の倫理や基準や目的を現世にひきずる」ということでドラマトゥルギーの展開圧力を保証することになるのと比較して、全く逆の構造を持っているところが、設定的には興味深い。欠点を言えば、1巻では、多少キャラクターの判別がつきにくい等の部分もあるが、結局は「面白い」ので何度も読みこんでキャラクターが見分けられるようになるのでそれを欠点とは言えず、味といえるだろう。複雑な設定のモノは、一読で万人にわかるわけではないので、「何度も読ませるほど魅力的か?」ってことが重要。・・・・何が好きかって、キャラクターのデザインが好き。みんな好き。凄い好き。好き嫌いは、それなりにあって、人を選ぶ作品だとは思うが、僕はものすごい好き。こんなに好きになるのは珍しい作品。
- 壮大なスケール感のある秀作
- 学園ファンタジーと括ってしまうには壮大なスケール感のある秀作。
前世の記憶を持った高校生が主人公の設定からストーリーに引き込まれる。
この第2巻では、同級生たちも前世の記憶を思い出すことにより話が展開していく。
この設定だからこそ渦巻く感情、苦悩にさえも共感ができるのは作者が丁寧に描いているからだ。
早く続きが読みたい。
- ちょっとネタバレします。ごめんなさい。
- 転生モノというと僕タマを思い出すのだけど、だいぶ違う。
ファンタジー世界の戦争で死んだ人たちの転生であり、学校中に転生者がいる。また、人以外にも何か来ているみたい。
ただ転生しただけならお互い仲良くやれよ、と思うんだけどそうも行かない事情があるみたい。現実世界よりも前世の社会に引きずられすぎているように感じる。
2巻でだいぶキャラが増える、というか思い出す人が登場するが、明確に敵側のキャラというのは出てこない。暫くは仲間割れのような状態を描くつもりかも知れない。
主人公が種々の問題を舌先三寸で片付けるというのは見所。
ところで、転生前は若者だったキャラばかりが登場するが、城にはオッサンとかジジイとかババアはいなかったのか。そういうのが転生して女子高生になった姿を見たいぞ。非常に見たい。