詳細情報
- 勇者と探偵のゲーム (一迅社文庫)
- 発売日: 2009年06月20日
- 一迅社
- 大樹 連司
- Amazon 価格: ¥650 (税込)



カスタマーレビュー
- あらすじも書けない“物語”
- 何を書いてもネタバレになりそうで、多くは書けませんが。。。
そもそも、バレて困るような”物語”が展開されているのか。
この作品において、”物語”とは何を意味するのか。位置づけは何か。。。
普通の作品ではなかった。
作品内容に関しては、他の方のレビューが遥かに参考になります。
印象だけを記せば、とにかく読む前に注意が必要。
例えば、意図的に今風のラノベを模倣した部分がある。
ただ茶化しているので、そういったラノベが好きな人は癇に障るかもしれない。
しかし読み手へモヤモヤしたものを感じさせることも、恐らく作者の計画の内。。。
これは一例だが、終始モヤモヤすることに変わりはない。
そういう方向性は徹底していて上手い。最後のイラストにはゾッとさせられた。
『ぼくらの』のコンビ。。。という点で、推して知るべしとも言える作品。
とても巧みな作品で非の打ちどころはないですが、感想としてどうしても引っかかるので、星4つとさせて下さい。
- 物語の輪郭の「記録」の「物語」
- 荒唐無稽な物語を見せられつつも、それに関わることが出来ない少年少女達が、一人の女学生の死をきっかけに、彼女の死に意味を与えようとする物語。主人公は死んだ女の子に心惹かれていただけの、只の傍観者。主人公の「ぼく」が既に終わってしまった物語の真相を、記録するために記述するという態をとっています。
異常な設定の上で物語が進行しているため冒頭部分と、(恐らくわざと)安っぽく描かれている「勇者」が活躍する部分は非常に読みにくいです。しかし「ぼく」の記録のヒロインである野井奈緒が登場する7本目から、物語は勢いを増していき、クライマックスまで緊張感のある話になっています。
不条理感が漂い、読了後にさわやかな気分になれるという類の本ではありませんが、異色の物語として面白い作品でした。特に、ライトノベルと分類されている作品をよく読む人に読んで欲しい一冊です。
みんなのこえ
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