詳細情報
- 風の歌、星の口笛 (角川文庫 む 10-1)
- 発売日: 2007年10月日
- 角川書店
- 村崎 友
- Amazon 価格: ¥620 (税込)



カスタマーレビュー
- 読みやすさは5つ星
- ミステリとしては三ツ星ぐらいではないでしょうか。謎は途中でよめてしまいます…しかし、個人的にはミステリではなく小説として五ツ星をあげたいです。
読みやすく、無駄なく、三つのストーリーの切り替えも無駄がなかったです。ミステリとして売るより…と思うのは私だけでしょうか。
- まあ、ええんとちゃうん
- SFとしてなら読めたものではない。最初読み始めたとき、数々のSFの名作映画の名前が浮かんで仕方なかった。ブレードランナー、スターウォーズ・・・。そしてエヴァンゲリオンなどなど。
しかし中盤あたりからのってくる。3つの関係ないと思えたストーリーが収束に向かい出すからだ。このあたりは実によく考えられている。
ただし、この手法は第14回のファンタジーノベルを受賞したショート・ストーリーズと同じだ。
正直言って、なぜ横溝賞なのかが一番の謎なのだけれど、確かに面白かった。
読んで損はないと思う。
- 構造の面白さ
- ミステリです。
ハウダニット的な面白さを出そうとしてる感じですが、少なくとも最後に明かされるネタは中盤には大体判ってしまいます。
むしろ平行して進む三つの物語のそれぞれの人物が、全体の中でどのピースになるのかギリギリまで判らない点が非常に面白かったです。
また、近年の流行を反映して「セカイ系」の要素を取り入れているのもミステリとしては珍しいのではないかと思われます。
一方で、SF要素はやや弱めです。プロット的に過不足無く取り入れられているので一般の方には気にならないレベルですが、バリバリのSFファンの方は☆ひとつ減らしてちょうどいいくらいかもしれません。
自分的には大変面白かったです。
- 文庫本の帯にはげんなり
- 三つの話が最後には一つに収束するという手法を用いた、それなりに面白いSFでした。[以上、書評]
が、文庫本の帯に記された「最大のトリック」「至上の愛」というコピーにより膨らんでいた期待に応える程のものではありませんでした。これが「最先端ミステリー」だそうで、ミステリーていうジャンルがよくわからなくなってしまいました。[以上、帯評]
- 久々の傑作!
- 本作品には3人の主人公がいて、それぞれの物語が並行して描かれていますが
生きている時代や場所がかなり違っているので、物語前半では、この3つの物語が
どうクロスするのかまったく読めません。
この状況は中盤を過ぎても続いていて、この先が一体どうなっているのかが気になり
物語にどっぷりのめり込んでします。
そしてラストになって、非常に“スカッとする”やり方で、3つの物語がクロスします。
ちなみに、本作品はミステリーに分類されているようですが、読み終わった感想としては
「SFの要素をふんだんに含んだロマンチックな作品」と感じられました。
山本弘作品のように、「ちょっと切なくなるSF」が好きな人には、ぜひお勧めしたい作品です。